DIARY
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2007年6月30日(土)
ラスト2日
今日は目まいがします。
天井がぐるぐる回る感じで、
廊下を歩いてるとき
「あれ?地震か??」と勘違いしましたww
 
コケないように、手すりに掴まって歩こう。
 
 
さてさて、
昨日、先生から骨髄の検査についてお話がありました。
入院した日に採った骨髄を、
詳しい検査に出していたのが返ってきたそうで。
 
 
白血病細胞を機械では検出できなかったけど、
目視ではあったのだそうです。
白血病細胞とおぼしき細胞(これを芽球といいます)は、
4%ほどなら健康な人も持ってるのですが、
今回見つけた芽球は、
「これ、少し怪しいぞ...」=(白血病細胞の可能性あり)
という印象を受けるものだったらしい。
 
それでも再発しない人もいるし、
やはり再発する人もいるという。
 
「まぁ、再発したら移植行ってもろて――」
 
まぁ、そーゆうことらしいヨ☆
 
 
そう聞いても、ぜーんぜん怖くもなんともなかったよ。
だって、もう治ってるもん♪
 
 
 
病室からの景色↓↓ ケッコーきれいでしょ☆

2007年6月28日(木)
退院まであとわずか!
たぶん退院は月曜日になります!
 
あと4日!!
 
くぅ〜〜〜〜っ!!!
ついに来たかぁ〜!
 
 
 
体調はとても良いです。
ただ今回のクリーンでは何故か食欲不振で、
思い出せば、霞を食ってたんちゃうか、
と思うほど「ご飯、食べた!」て言う感触がない。
 
ので、当然体重が減った。
 
体重が減ったおを見るとね〜。。。
 
食欲はバロメーター。
だから体重もバロメーター。
 
「あぁ、こんなにご飯を食べれてなかったのか」とか、
「入院してから●kgも減ってる」と、
全っ然、嬉しくもくそもない。
 
高校時代にダイエットとかしてたの、
思い出すと「そんなんせんでいーのになぁ」て思う。
ばーちゃんの言ってたことがよくわかるよ。
 
退院したら、
お腹いーっぱいご飯食べるねんっ♪
 
そんでいっぱい走って、いっぱい泳ごう!
 
「退院したら何がしたい?」と聞かれたとき、
咄嗟に出たのが、
「泳ぎにいきたい!」やって、自分でも意外やった。
 
やっぱり海はいいやな〜ww
2007年6月27日(水)
クリーン退室
1日遡って日記書きまーす。
 
いよいよクリーンも最後か、、、
と、しみじみするのかと思いきや、
夕方に退室することになったので、
クリーンでは昼寝までして、
めっさ普通でした。
 
でも、自分でクリーンのドアを開けて、
クリーンを後にするときは、
感慨深かった。
筋力が落ちててドアが重く、
その重みがここでのがんばりのように思えた。
「お世話になりました」と、
一礼してクリーンを出ました。
 
いつもクリーンを出たときの開放感は気持ちいい!
 
詰所に寄って「空気がおいしーわー!」というと、
「クリーンのほうがキレイやで」と笑われたけど、
やっぱり外の方がいい♪
それにみんなが「出てきたんかー!」って、
喜んでくれるから嬉しい。
 
 
 
それはそうと、ですねぇ、
この日、クリーンを出る前のことなんですが、
クリーンルームの調査か何かで、
ベッドの脇に「寒天培養」って言うんですかね。
雑菌の繁殖を見るヤツ。
あれを「3時間ほど置いてて」と、
看護婦さんが2つ、置いていきました。
「触ったらアカンで〜」と付け加えて。
 
 
生で初めて見るもの。
 
TVでしか見れないもの。
 
そして得体のよく知れないもの。
 
 
 
掻き立てられる好奇心!!
 
側にしゃがみ込んで、
≪これって食べれるんかな。寒天やし。≫
≪でも何で真っ赤な色してんやろ。≫
≪これ触ったら一発で分かるよな...≫
と、動くわけでもない寒天を5分ほどは見つめてた私。
 
「他にもあるかも!」と、
クリーン廊下へ出てみたら、
(昨日は廊下へ出てOK)
「血液培養」とあるサラッピの寒天を発見。
 
ほほー、なるほど。
真っ赤なのは血液か。
でも誰の血液かな。
真っ赤やし、動脈血じゃなかろうか。
 
興味津々の私に、
寒天はやっぱり無言でベッド脇に居座っていた。
 
 
昼寝をし、いよいよ退室となり、
看護婦さんがきたので、
残りの荷物を積んでいく私。
 
「あゆちゃん、、、」
 
あぁ、看護婦さんにもわかるのか、
このどことなく切ない気持ち...
 
「寒天、踏んでる」
 
((((;゜Д゜)!!
 
 
看護婦さんの目の前で、
思いっきり寒天を踏みしめていた(らしい)私。
 
「ま、まさか〜。私、めっちゃ寒天のこと気にしとったし」
 
でも覆しようのない事実があんよの下で起こっている。
 
「マジでか。・・・『ごめん』って言っといて。ガハハ!」
 
誰に!?
 
みたいな。
 
あっれだけ気になってたくせに、
踏んづけたことさえ気づかない、
自分の性格、、、
 
 
そんなに嫌いじゃないな〜。笑アハハ〜
 
 
何でも気にしすぎはアカンよね〜、アハハ〜。
 
数日後の調査結果を見る人へ。
・・・・ごめんなさい(--;)
2007年6月26日(火)
クリーン最終日
明日、クリーン退室だそうです。
T先生の迅速な処置のお陰で、
微熱で治まったし、二重丸ですな!
 
ってことは、今夜でクリーン最後!
 
いったい累計何日間、ここで過ごしたのかなぁ。
と、思って今計算してみました、ら!
 
なんと261日!!
 
月にすると丸8ヶ月。
時間にすると6264時間。
 
す、すごい。。。
 
なんちゅー時間や。
時給750円で働いたとしたら469万8千円だすって!んだ、んだ!
 
お金に換算するところがガメツイ、私!(~Д~)キェーッ
 
 
 
今日はクリーン最後の一日、と思って、
一日をカメラに納めようと思ってたんですが・・・ガッカリ。
(こんなんゆーと怒られるかもやけどww)
今日の担当看護師さんが、
馴染みのなくって(数週間前に初めて見た)、
「これは今まであたしが見てきた風景じゃない...」と、
ちょっと頑固にビデオを撮りませんでした。
 
これまでお世話になった看護婦さんを撮りたかったからな〜。
あー残念。
 
 
退院は来週月曜日辺りらしい。
 
 
ここクリーンでは、いっぱい色んなことを考えたな〜。
 
ここから見える空が好き。
空にはいろいろ浮かんでて、
冬雲が好きやった。
遠くからこっちに向かってやってきて、
私の頭上を越していく冬の雲。
私を巻き込んでってくれる気がした。
反対に夏雲は好きじゃなかった。
右から左へ、私の届かないところで流れて、
すぐに見えなくなってしまう。
それが「あんたは取り残されてるのよ」って、
言ってる気がした。
 
それでも毎日夕日は美しい。
 
西に工業地帯があるから、
夕焼けはいつもいつも綺麗やった。
 
 
ガラスで仕切られた「向こう」は、
こんなにも近いのに、
絶対に手の届かないところやった。
手を触れて「出たいな…」と呟くことが精一杯やった。
 
 
骨髄移植の話が出て、
「生存率は半分」と知ったとき、
誰にも見られないここだけで泣いた。
自分を嘆く涙ほど愚かなものはないと思ってる。
だけどこのときは、
胸に押し寄せる不安と、
頭を重たくもたげさす死の恐怖とで、
夜は押しつぶされそうやった。
何で泣いてたのか、今でもよくわからない。
泣いても何も解決しなかったから、
夜はさっさと眠ることにした。
 
 
私がここを好きな理由に、
ひとりになれるから、と、
看護婦さんとおしゃべりできるから、
とがある。
 
しんどいときに誰にも気兼ねせずに済む、
というのは、本当にありがたかった。
それにトイレが近くて便利。これぞホントの目の前!笑
 
 
 
色んなこともした。
 
詩を書いたり、
絵を描いたり、
漢字検定の勉強、
英単語の暗記。
 
・・・と言えばめっさ頭えぇやつみたいやけど、
小説ばっか読んでたときもあったし、
DVDばっか見てたときもあったし、
ゲームにPC、
たまに歌を歌ったり。
あと、ペーパークラフトってほどじゃないけど、
趣味で変なもの工作してた。
それを看護主任が見て、
「これをあゆちゃんの、卒業制作にしよう!」
と言ってくれて、
談話室に飾ってくれるという。
 
 
 
書き出すとまだまだあってキリがないけど、
一言で済ますなら、
「滅多にない体験をして、けっこー楽しんでた!」
ってトコかなー。
 
しんどい記憶は勝手に薄れてくれるし、
こんな風に思ったら人生楽しい♪

クリーンの夕暮れ(ガラスが反射してるのが残念)

2007年6月24日(日)
クリーン15日目
訂正!
金曜の採血結果、好中球:20%は20個のまちがいでした。
えれぇ違いです。。。
私の勘違いに気づいた、
今日はお休みの看護婦さんがメールで教えてくれました。
ありがとう!
 
 
さて、今お手紙をしたためています。
誰にかはいえませんが、
感謝の気持ちを伝えたくて書いています。
 
書いてると
本当にいろんなことがあったな〜、と思う。
今になってようやく「私、偉かったな」と思う。
(自分の話かい!てツッコミはご勘弁を。笑)
 
私はこの2年半、
心に決めたことがあった。
 
つらい、嫌だを言わないこと。
 
「つらい」って何か基準で決まってるものじゃなくて、
自分で「つらい」って決めるもの。
 
「嫌だ」って言っても言わなくても、
治療は避けて通れない。
 
「つらい」「嫌だ」って言ってしまえば、
もっともっとつらくなって、もっともっと嫌になるんだろう。
 
だから私は「つらい」「嫌だ」を禁句にした。
 
そしていつか全てが終わって退院するときに、
「つらかった、嫌だった」って言うんだ、って。
 
 
人に治療のことを聞かれると、
「つらい」じゃなくて「苦しい」を使った。
「苦しい」は物理的に苦しいんやからいっか、って。
人間なんでも妥協は必要!
 
 
そしてこの2年半、
いっぱいいっぱい色んなことがあったけど、
一度も「治療がつらい、嫌だ」って言わなかった。
 
 
 
今までたくさんの人に、
「がんばってて、偉い」
「弱音を吐かずに、偉い」
「明るく前向きで、偉い」
と、言われたけど、
私は「偉い」と言われるのが大嫌いだった。
いつも後ろめたさと罪悪感を感じて。
 
「私は何も偉くなんかない!」
と言っても、誰もがまた「偉い」って言う。
 
≪何でわかってくれへんの!?
 私は自分のやることをやってるだけやのに!もうやめて!!≫
 
泣き出しそうやった。
今思うと、
「私がしてるのは当然のこと」と思うことで、
不満や恐怖をしのいでた。
そこへ、「君は特別なことをしてるんだ」と、
言われた気がして心が保てなくなってたんだろう。
 
 
だけど今、こうして手紙を書いて振り返ると、
たくさんの人に支えてもらったお陰やけど、
「私、よくがんばったな。えらいよ」って言いたくなった。
 
でも、ほんとに退院するその日まで、
もうちょっと黙っておこう☆
2007年6月22日(金)
クリーン13日目 来客
本日も頭痛がします。
鎮痛剤はできる限り使わずに、
ひたすら我慢してきたけども、、、
「もう最後やし」と思って今日もロッキー呑みました。
 
そして食欲不振です。
「がんばって食べなきゃ」と思うんですが、
箸が進まん。
もう「なきゃ」ですからね〜。
義務化してるところからして、食べる気ないやんね。
 
 
今日の採血結果
白血球:1180...減ってるし
赤血球:270
ヘモグロビン:8.2
血小板:3.7
好中球:20%...芽が出た!
 
もうちょっとですね。
月曜か、遅くても水曜には出られそう。
 
 
昨日今日と来客がありました。
お見舞いに来てくれるのって・・・・・いいですね☆
 
実は入院したてのころ、
面会許可が下りると、
多くの方がお見舞いに来てくれたんです。
本当にありがたかったのですが、
何というか、心身ともに疲れて果ててしまって、
「申し訳ないけど、面会は控えてくれ」的なことを、
知人には言ってあったんです。
(ま〜贅沢な悩みですけどね)
 
あのころは治療も
ものごっつぃしんどくて、
メールでさえほとんど返事できなかった。
 
正直言うと、
中には「偽善」って感じる人もいたりして...
肉体的に追い詰められてるときって、
精神的にもギリギリになってくるとゆーか。
 
 
今は全然そんなこと思いませんが。
とゆーか2年半もの長丁場になると、
連絡くれる人って絶対偽善じゃないし、
本当に心配してくれてる大切な人たちなので。
 
心配してもらった分、
今度は私がその人たちを大切にしなくちゃな〜。
 
 
それにしても『母親の愛』ってゆーのはすごいです。
無償の愛をくれるのは世界中でただ一人だと思う。
そりゃ刑事さんも、
「故郷のお袋さんが泣いてるぞ!」
って言いますよね。
 
なんか今日はテンション上がらずに終わりですww
 
ふあぁ〜、ねむい。。。
2007年6月21日(木)
クリーン12日目 暑いよ〜
こんにちはー。
またまた頭痛の時期に突入です。
今日も目覚めのっけから頭痛くて、
「もぉロッキー呑む!!」
と、キレぎみで鎮痛剤をいただきました。
なので今はだいぶ楽です☆
 
 
さてはて、
世間はすっかり梅雨...とゆーか夏っぽくなってるようで。
「ジメジメするわ〜」とか
「暑苦しい〜」とか
シャバの皆さんの小言と聞くと、
「みんな過ごしづらい季節に、
私はクリーンで快適ライフ。うふ♪」
なんて、思いたいところですが、、、、
 
 
 
 
暑い!!!!
 
 
なぜかって...?
 
クーラーぶっ壊れてとんねんっ!!!
 
ありえへ〜〜〜ん。
蒸し風呂や、蒸し風呂。
そろそろ蒸しパンになってしまうよ、私。
 
昨日なんて設定25度にしてるのにさ、
室温29度を越していた。
ここ数日微熱と頭痛の続く私は、
体に熱がこもってしまうし、
頭痛でイラつく上に暑さでイラつく。
 
アイスノンと冷えピタで体を冷ましつつ、
冷温庫に顔を突っ込む私は、
まるで真夏の小学生!
 
あはは、終わらない夏・エンドレスサマー♪♪
 
 
あっそうそう!
嬉しいニュース!
 
昨日母が来ておっしゃられました。
「母からの退院祝い決まったから」
ほほう、こりゃどうもすいません。
で、何?と聞くと、
 
 
 
「沖縄旅行で〜すっ!!」
 
 
キターーーーッッ、エンドレスサマー!!!
 
こんなにご苦労かけてしまったうえに、
『退院祝い』とか戴いてよろしいのでしょうか...
 
と、頭の隅で思ったけど、
くれるもんはもらっちゃおう!ワーイ♪
 
よしっ、雨にも負けず頭痛にも負けず、
あとちょいとがんばるぞ〜っ!
2007年6月17日(日)
クリーン8日目 聞き間違いシリーズ
今日も背中と腰、さらにおケツの筋肉(ケツキン)が痛いな〜。
あとは特に問題なしです☆
 
今日の私は聞き間違い大王でした。
 
 
その@
お昼を過ぎて看護婦さんがやってきた。
そして言った。
 
「ゴハンチュラ」
 
「は?」
 
「ゴハンチュラ」
 
((な、何やろう...タランチュラのことですか?てか呪文!?))
 
「飲んだ?」
 
・・・・・・ピカーンッ!!!
わかった【コランチル!】←胃薬
「な〜んや、薬のことかぁ。なんかの呪文かと思ったし〜」
 
「なんでやねん!」
 
するどい突っ込み炸裂。
 
 
そのA
点滴を外しに看護婦さんがやってきた。
そして言った。
 
「数字」
 
「ん?」
 
「数字」
 
((え...何やろう。数字?数字なら1が好き、とかそーゆうのか?))
 
「あった?」
 
・・・・・・ピカーンッ!!!
なるほど【おつうじ!】
「あぁ〜、ハイハイ」
((なんとか誤魔化せたぜ♪))
 
 
そのB
看護婦さん、本日最後のお勤めでやってきた。
そして言った。
 
「明日、対決やな」
 
「へ!?」
 
「対決」
 
((た、た、対決ぅー!?!?な、なにと!?てか誰が!?あたしが!?ひぃ〜っ何で〜!?))
 
 
 
 
 
「さ・い・け・つ!!」
 
「うきゃぁ〜〜!そっかそっか、対決かと思った」
 
「アホーーーーッッ!!」
 
 
 
そして点滴のときの「数字?」もバレてました。
耳、遠くなったかなぁ〜( ̄▽ ̄:)
2007年6月15日(金)
クリーン6日目 輸血献血
あででで・・・。背につづいて腰も痛くなってきた〜。
 
ア〜ンドゥ相変わらず指先が痺れてます。
ので、神経の少ない両小指だけで、
タイプしております。
ので、誤字脱字が多いかもっす!
 
今日の採血結果
白血球:1280......なぜか増えてる!?
赤血球::296
ヘモグロビン:9.0
血小板:3.5
好中球:0
 
水曜日に血小板輸血したのに、
もうこんなに下がっちゃって!
次の月曜日にまた輸血だって。
 
輸血のときはホントに人様の善意に感謝します。
だってさ、誰のためかわからんけど、
「これで誰かが助かればいいな」
と、思って誰かが血を分けてくれるんですよね。
そして私はその「誰か」で、
「誰か」さんに助けてもらってる。
 
献血してくださった誰かさん、ありがとう。
 
私が完治したら、献血をぜひしたい、
とゆーか、
分けてもらった血をお返ししたいんやけど、
4つのチェックに引っかかってて、
不可能であると知りました。。。チーン
 
他の方法でなにか恩返しになることはないかな。
模索中です。
 
あと知人に会うと、
「私の分やと思って献血してほしい」と、
お願いしたい気持ちなんやけど、
痛いことを強要することになれへんかな、
私の言い方によっても気ぃ悪くするかも、
とか考えてあんまり言い出せない。
 
どうなんでしょう?
こーゆうのって、
人に言われてするんじゃないと思うけど、
言われたことがキッカケで行ってくれるといいなっても思う。
 
どうなんでしょい?......しょい?
 
2007年6月13日(水)
クリーン4日目
指が痺れてキーボード打ちにくい〜!
フィルデシンの副作用、侮れん。。
 
今日の採血結果
白血球:900
赤血球:298
ヘモグロビン:9.1
血小板:6.0
好中球:20
 
いよいよ下がってきました。
月曜の採血では好中球が530もあって、
「これなら病棟におってもいけるやん!」
という感じやったのが、
どーんと下がってました。
 
体調は気分がいいのはいいことなんですが、
まずいことに得体の知れぬ痛みが全身に。
 
昨日はちょっと恐ろしかった。
朝から背骨と胸骨、胃に違和感を感じてると、
昼下がりにミゾオチから肋骨にかけて、
「バチバチバチチッ!」という感じの激痛が!!
(非常に感覚的ですが、なんとなく想像してください。笑)
 
痛みで呼吸がうまくできず、
息も絶え絶えナースコール!
 
「息を吐くんだ、ゆっくり吐け、ゆっくり」
 
強い痛みはパニックに陥り、
呼吸を吸ってばかりで過呼吸になる。
と、いうのを身をもって知ってたので、
なるべく落ち着こうと努めた。
 
看護婦さんが来て少し治まるまで側についててくれた。
 
先生に診てもらったけど、
よぉわからんてことで、様子見です。
 
今日は胸と胃の痛みはないものの、
相変わらず背骨全般がギチギチ痛む。
(こちらもなんとなく想像してください。笑)
 
それ故、
ベッドで横になってる時間が長い。
 
う〜、何しよう...
 
熱も吐き気もなく、
痛みも小さい。
という状況で一日ベッドで過ごすのは、
結構、悩む!
 
本読んで、厭きて。。。
音楽聴いて、厭きて。。。
ゲームして、厭きて。。。
ケータイ――は、しない。。。
(いや、お友達がいないワケではないからねっ!!)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
寝よ。
 
 
 
ぐーたら院内ニートの誕生ぉ〜。
2007年6月10日(日)
クリーン入室 幸せな夜
将来のこと、夢のこと、
私とそんな話を一緒にしてくれる人がいる夜。
とっても幸せな夜です。
 
今日はまだ白血球が下がりきってないので、
クリーンゾーンという、
クリーンルームのひとつ外の廊下、
(つまり普通病棟とクリーンルームの間のようなところです)
そこで看護婦さんとおしゃべりしました。
 
退院してからしたいことや、
もっともっと先のことを話しました。
看護婦さんはホノルルマラソンに挑戦するそうです。
 
「これから楽しいこと、大変なこといっぱいあるからね。
あゆちゃんがどうなってくか楽しみやわ。」
 
嬉しいな、幸せやな、生きるっていいな。
 
私はこの病棟の看護婦さんが大好きです。
優しくて明るくて、みんなが私の快気を願ってくれてるのを知ってます。
 
眠れない夜に、
ナースステーションを覗くと必ず、
「寝られへんの?座っていきぃ」
と、招き入れてくれて、
私のくだらない話に付き合ってくれる。
仕事の邪魔になってるはずなのに、
そんな素振りを見せないでいつまでも聞いていてくれる。
 
クリーンでもいつもそう。
だから私はクリーンがちっとも嫌いじゃない。
みんなが手を止めて私とおしゃべりしてくれるから、
私は今日も幸せな気持ちで眠れます。
2007年6月9日(土)
抗がん剤終了!
さっきフィルデシンを投与しました。
 
これでもうこんなキッツイ抗がん剤をうつことは、
一生ないッッ!!!
 
やっとこの呪縛から解き放たれるのねーーーっ!
あぁ、ありがとう!!
 
 
6月1日の日記で、24時間点滴を12日間。
って書いたけど、
内容は最初の5日間と9日目に抗がん剤を入れて、
あとの6日間はブドウ糖とかお水だけらしい。
12日間、点滴に繋がれっぱなしなのは変わらんけど、
薬が入ってないから、
ぜーんぜんしんどくない♪
 
今回は嘔吐も少なかったし、
(でもまださっきのフィルデシンが悪さをするかも。。)
腹痛も知れたもんで、
今までの薬では一番楽やったかも。
 
ただ手が痺れてる。フィルデシンの副作用だ。
 
あとどーせ髪の毛抜けるだろうから、
ボーズにしてやった!
 
意に反してパラパラと抜けられるより、
自分から剃ったほうがなんか打ち勝った気になれるもんね〜。
 
だから今は一休さんです☆
 
 
 
そして明日から早速にクリーンルーム
ちょっと血球下がってきてるもんなぁ。
 
最後のクリーン、何事もなく帰れますようにっ(´Д`)ノノ
2007年6月6日(水)
抗がん剤5日目
いやいやいや〜、
今回はあまりしんどくないです☆
 
でも3日は寝起きから3度も連続嘔吐。
その後も軽い嘔気を抱えて一日を過ごす。
4日はやっとこさ食べたパンをすぐに上げてしまった。
涙目で「あ〜あ、お腹すいたよぉ」と、
すぐに食べることを考えるとゆう。。。
 
何か食べないと、
体が震えたりするし、気持ちも落ちていくよね。
 
今日はうどんを少し。
ほんとはもっと食べたいんやけどな〜。
 
ガブッと食べると反射的に「う゛っ」となる。
 
私の胃は反抗期だゎ。
 
 
今日はキロサイドとラステットを投与しております。
1日目のフィルデシンの副作用が出ました。
 
舌がしびれる!!!
 
からしをベッチョリ塗られてる感じです。
ずっとピリピリピリピリしてて、
飴ちゃんを食べても
「辛っ!!!」と口走ってしまうので、
「いやいや、辛くはないけどな」と一々自分で訂正してます。
 
にしても今回はよぉ寝る。
めっちゃ眠い。
常に眠い。
でも目覚めると決まって気分が悪いんで、
「ううー、寝たくないなぁ。でも眠いなぁ」
と葛藤してます。
2007年6月2日(土)
抗がん剤1日目
ドキドキドキ......
 
ただ今午前10時半。
もうすぐだ。もうすぐだよー((゜□゜;)))ガクガク
 
よし、楽しいことを考えるのだ。
そして歌うのだ。
 
♪あれもしたい これもしたい もっともっとしたい〜!!!
 
元気が出るといえばブルーハーツですね!
 
 
 
 
 
 
 
ギャーーーーッ!!!!!
 
黄色の抗がん剤やと思ってたら、
白(てゆーか透明)のんやーーーっ!
 
こ、こ、こえぇーーー。
 
白は初めてなんやけど、
なんやかんやと聞くんすよ。
 
ある患者さんは白やってから、
全身の骨がビキーン!てなって、
骨粗しょう症のひどい状態になったとか。
またある患者さんは横になれないほどしんどくなって、
数日間ずっと座ったままで寝起きしたとか。
 
 
 
ま・もうポツポツと落ち始めてるんでね。
もう体内に入ってき始めてるんでね。
あとは根性で耐えるのみッス!!!!!
 
ファイトーッ!いっぱーーつ!!
2007年6月1日(金)
本日、ラスト入院!
今日はもう一仕事も二仕事も終えました!
午前中にマルクとIVHを一緒くたにやっつけました。
とゆーか、やっつけられましたσ( ̄ ̄;)
 
ほわぁ〜、ラストかぁ。
ラストやんねー!
ィヤッホーーーィ!!!
 
明日から治療に入ります。
聞いてビックリ!
24時間点滴を12日間だってさ。
長げぇー。。。
でもま、カクテル点滴は黄色(2番目のキツさ)なんで、
しかも隔日で2本なんで、
ちょっと、ホッ!
 
青(最強選手)やと思ってたヨー。
よかった〜。
 
 
 
 
そして5ヶ月ぶりの入院なので、
もういろんな感覚を忘れてます。
 
ぅッ...マルク...こ...んなに...痛かった...か...ぐはっ
 
とか
 
ちょちょちょちょ!ちょっと待って!その針、太くね!?尋常じゃなくね!?!?
 
とかです。
 
以前、IVHの処置ではいろんな妄想をして、
乗り切ってると申しましたが、
今回も妄想しました。
 
 
まず、針をイノシシに見立てて、
ノルアドレナリンの放出を試みました。
 
「イノシシめ、今日という今日は許しゃしねぇ」
 
※初めて思い描く敵でも、
長年の禍根があるように思い込むことが重要です。
 
先生が注射針を手に取った瞬間(と書いてトキと読む)、
私の頭の中では、鼻息を荒くしたイノシシがじっとこちらを見据え、
前足で地面をかいているのだった。
危険だ、、、危険すぎる!!
 
ドパーーーッ!!!
(おそらくノルアドレナリン放出中。)
 
ふんっ、ふんっ、ふんっ!はっ!ほっ!
 
かわす、かわす。その身のこなし、豹が如く。
ひらり、またひらりとかわしつつ、
ボディーブローでぬかりなくダメージをあたえてゆく私。
「ちょろいゼ」
その刹那。
 
ズガーーーーンッ!!!
 
満身創痍のイノシシは、
捨て身の一撃でその鋭いキバを首筋に突き刺したのだ!
 
はぅわっ!!!
 
激痛が首筋を走る。
でも私は立ち上がった。
痺れる体にムチ打って。
何度も何度も立ち上がる私に、
観客はスタンディングオーベーション。
(はい、ここはもうスタジアムですよ。そこ!乗り遅れないように)
「勝って!勝ってよ、ディゴールぅぅぅ!!」
そう叫ぶリリアーノの声がした。
「来、来てたのか...リリアーノ」
リリアーノが見ている。
絶対、絶対負けられない。
たとえリリアーノが誰かの妻になったとしても、
俺が、俺が、、、彼女の笑顔を守るんだーーーっ!!!!!
 
ズズゥーーーーーン...
 
重さ1トン、全長3m20cm。
イノシシはその巨体を大地に落とした。
 
やった、、、やった。やったよ、リリアーノ!
どうか、幸せに・・・・・
 
 
とかでなくて!(゜□゜;)
あ、引いてますよね?ですよね?
ハイ、ちょっと自分でも怖いです。。。汗
 
 
そんなこんなで、無事IVHが入りました。
さっすがT先生!!
ヨッ!日本一!!
 
明日からしばらくしんどいけどがんばるぞーーーっ!
負けるな、私!そしてディゴール!!


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