DIARY
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2007年7月2日(月)
退院!!
みなさんのお陰で、
この日を迎えることができました。
 
本当にありがとうございます!!
 
 
この日をどれほど待ち望んだことか。
ハァーーーーッ!長かった〜〜〜!!
長かったけど、がんばった。
最後までがんばり通したぞ!
 
つらいこと山ほどあったし、
痛いこともしんどいことも山ほどしたけど、
すべては今とこの先を、生きるため。
この2年4ヶ月の自分に恥ずかしくないように、
これからの時間を一生懸命、生きていきたい。
 
生きてることに感謝、健康に感謝、力をくれた人たちに感謝!!
あと、がんばった自分にもww
今まで「がんばってる」って自分を褒められへんかったけど、
今なら褒めてあげられる☆
 
 
 
退院の日は、
朝から詰所をチラチラ覗き見してばっかでした。
お世話になった先生、看護師さんに挨拶をしようと☆
 
でも結局、帰るのは昼過ぎにしたので、
ゆっくりしてきました。
14時からデイルーム(談話室)で、
『七夕音楽会』が催されるということで、
それを見てから帰ることに。
 
14時まで看護師さんたちと写真撮ってもらったり、
おしゃべりして過ごして、
退院するのが、何か少し寂しい気もした。
 
患者さんや掃除のおばちゃんまで、
みんな親切に接してくれて、
私はつくづくツイてたな〜と思った。
 
白血病になったこと、
全部が全部、悪いことじゃないと思えるのは、
こういった人たちに出会えたことが理由のひとつ。
 
あとは、家族が特別やってことが分かったこと。
 
それと、2年4ヶ月がんばり通したことが自信になるってこと。
 
他にもいろんなこと学んだし、考えさせられて、
か〜な〜り、成長した!と思う。
 
 
 
入院中、ご年配の患者さんに、
「若いからいいな、うらやましい」ってよく言われたけど、
これだけは許せない言葉やった。
「あなたは思うように若い体を動かしてたくせに、
この歳で病院に入れられた私の気持ちは無視して、
若さだけをうらやむなんてズルイ!」って。
 
そうやって自分の苦しみしか分からんかったけど、
治療を重ねてだんだん分かるようになった。
その人たちも、苦しいってこと。
体力がなくてしんどいなら、
そう言うのも分かるって思った。
 
小さいことやけど、
ひとつひとつ学んで、
ちょっとずつやけど成長できたと思います!
 
今は生きてるってことが、どんなに貴重なことかわかるし、
生きることが楽しいってことも、つらいってこともわかる。
でもやっぱり生きるって素晴らしい!!
生きるってすごい!!
 
 
 
病棟を出ていくとき、
看護師さんがたくさん抱きしめてくれた。
この2年4ヶ月の間、
この日のこの光景を夢見ては、
憧憬と切なさで何度も目頭を熱くして、涙を我慢した。
その我慢してた分なんか、
堰を切ったようにワーッて涙が出た。
 
一番感謝してる母に、
今まで照れくさくて面と向かって、
言われへんかったけど、
「ありがとう」が言えてよかった。
 
 
 
 
 
今までやりたいこと山ほどあったけど、
こうして今、無事に退院できたら、
もう他に何を望んだらいいのかってくらい、
幸福やし感動やし感謝の気持ちでいっぱいです!
 
まだ完治じゃないし、
病院にはずっと通うことになるけど、
心配なんてしててもしゃーない事!
だから明るく元気にやっていくぞっ!!
 
これから先、大変なこともあると思うけど、
「自分で選んだ道」をいける幸せを忘れずに生きていきたい。
 
 
みなさん、本当にありがとう!
 
それと私、よぉがんばった☆
2007年7月1日(日)
ラストナイト!
うわぁ〜!今夜で終わりだ―――ッ!!
 
何か信じられへんなぁ。
 
明日お休みの看護婦さんたちと写真撮ってもらって、
お手紙渡して。
(あ、6月24日の「手紙」は看護婦さん宛てでした☆)
 
もうボチボチ寝ようかな。
 
 
卒業制作もさっき完成しました。
色紙を切ったり張ったりして、
アンパンマンをゆかいな仲間たちを作りました。
我ながら力作かと...♪
 
病棟の談話室に飾っていただきました☆
 
 
 
 
治療中も、薬の投与が午前中のせいか、
夜は少し調子が良くなることが多くて、
病院の夜も、嫌いじゃありません。
 
入院したてのころは、
((で、でるんかな...。見えたらどーしよぉ))
と、よく思ったものですが、
2年半の間、
ただの一度も見なかったですww
 
まぁ魂も病院なんかより家の方がいいですよね!
 
 
 
楽しいことより、
苦しいことの方が遥かに多かったけど、
苦しいことより、
楽しいことの方が大きな思い出です。
 
ここで耐え、乗り越えてきたことは、
私の自信になるのだと思う。
 
よく「強くなったんじゃない?」と訊かれるけど、
強いってことがどーゆうことか、
よくわからないし実感もない。
だけど、2年半の治療に耐えたことは、
これから困難にであったときに、
きっと私に自信を持たせてくれることと思う。
 
 
明日は元気にここを卒業するぞっ!!


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