DIARY
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2006年12月29日(金)
退院しました☆
更新サボっていたので申し送れましたが、
25日に退院して、只今自宅でのんびりしております♪
次の外来は1月23日。
入院はまだ未定だす。
 
1ヶ月も病院に行かなくていいー!
て喜んだのもつかの間、
前から足首の痛みが取れないので、
退院前に整形外科を受診することになった。
そして昨日の外来でレントゲンを撮ってみたら、なんと。。。。。
 
「あ、奇形ですね」
 
どこが!?何が!?!?
ワンモア!イェスタデーワンモア!!アイアム シュチューデント!!!
 
ドクターがおっしゃるには、
「外けい骨という名前の骨が映ってるんだけど、
コレは普通の人にはない骨なんですよ。
まぁ、たま〜にいるんだけどね。
白血病なんて病気してる割りにはたいしたことないよ、ハハハ☆」
茶目っ気のある表情で笑うドクター。
つられて笑う私。
しかし心情は違った思いが駆け巡った。
【その比喩は果たして上手いのか。
 そして笑いのセンスはどうなんだ。】
そのことだけが、私の頭の中を支配する。
もう止められない。
ドクターの説明も上の空。
ドクターをくまなく観察する。
するとある特徴が浮き彫りに!
【こ、この人!喋り方は優しいけど目が笑ってないー!!
 …さては家庭が上手くいってないな。嫁は大事にしろよ。
 今晩は右手に花束、左手にはとびっきりの愛を持って家に帰るんだぞ☆】
 
【いかん、いかん】
気を抜くとついそんなことばっかり考えてしまう自分を叱咤し、
よくドクターの話を聞くと、
特に処置はないらしい。
おいおい、と思ったけど、
悪化しないために、靴の中敷を作ることになった。
 
足型を採ってもらうために装具屋さんと引き合わされた。
40歳前のちょっと小太りのおっちゃん。
茶色のスーツを着込んでるが、なんとなくキマってない。。。
が、よく話してくれる人で何度か冗談も飛び出した。
が、乗りツッコミが多い。
10分経過。
依然のりツッコミ。
15分経過。
最後の最後までのりツッコミ。
何だかちょっと恐怖を覚えた木枯らし吹く二十歳の年の瀬であった。
 
 
 
 
2006年12月21日(木)
クリーン21日目 アメリ
今日も頭痛軽度なので、調子よいです☆
朝がちょっと起きづらかったぐらい。
 
 
さてさて、
本日は2001年ロードショーの「アメリ」を観ました。(DVDで)
アレ、おもろいですね!
アメリがすごく魅力的☆
匿名でいろんな仕掛けをして、
人が喜ぶのを見て喜ぶという女の子。
 
・・・中学・高校時代の私と似ていなくもない。
 
 
例えば―――
友人ん家の前に大量のザリガニを放っておき、
絶叫までして喜ぶ友人を見て喜ぶ。
 
例えば―――
友人の机に怪しげなフィギュアを接着しておき(アロンアルファ使用)、
今にも泣き出しそうに喜ぶ友人を見て喜ぶ。
 
 
・・・アメリじゃん。そのものじゃん。
 
もっとも、コレは共犯…じゃないや、共謀である。
これからも私は彼女とたくさんの人を喜ばせようと思います♪
2006年12月20日(水)
クリーン20日目 兆し!
【今日の採血】
WBL:1710
RBL:254
Hgb:8.0
PLT:3.1
seg:10.0
 
わぁ〜い♪増えてる、増えてる!
今日はクリーンの廊下へ出れました☆
おそらく金曜に脱出。
採血がよければ、、、退院だぁい♪♪
 
頭痛がするが、他は問題ナシっ!
 
 
今日は隣の隣の部屋のおじいさんと初対面いたしました。
おじいさんはとても頭が良いらしく、
史話を執筆なさってるとか。
 
黒田官兵衛の新作(?)を
読んでほしいと言われ、
「あ、読みたいです!」と二つ返事で引きうけ、
さわりを読んでみたら......
 
む、む、、、、むずかしい。
 
漢文のものを擬古文といって、
古文っぽい技法で訳してらっしゃるので、
思っきり「そうろう文」なんだよ。
 
 
  「奉職罷り在り候儀、相叶わず候に付・・・・・・・」
 
 
 
その場で平謝り。
 
 
今日は1つ賢くなった。≪勉強って大切だ≫
 
 
2006年12月19日(火)
クリーン19日目 まだまだ。。。
体調はとても良好で、
熱が出る気配もありません♪
先週は何回か微熱があったから心配してたけど、
微々たる数とはいえ、
白血球が増えているのでこのまま大丈夫でしょう。
 
【昨日の採血の結果】
WBL:1130
RBL:257
Hgb:7.8
PLT:3.6
seg:3.0
 
予想では白血球1700、seg15%くらいで
「あとちょっと!水曜にはクリーン脱出だ☆やったぜ、スカイウォーカー!」
って、虚空に向かってひとりノリノリで語るはずだったのに。
――――フォースを信じる力が足りなかったか。。。
 
う〜ん、やっぱりノバントロン(青)はキッツイ薬だぁ。
 
先日まで私の頭上でフサッてた髪は、
今、風に乗ってカリブ海を目指しています。
「途中、どんな困難に遭遇しても決して振り返らない。
俺がこの目で見て来てやるよ!
お前が見たいと言ったパイレーツ・オブ・カリビアンをーーーッ!!!」
と言って、彼は旅立ったのであった!
私は遠ざかる彼の背中を見送りながらつぶやいた。
「お母さん、デッドマンズ・チェスト借りてきて・・・」
 
 
 
 
 
2006年12月17日(日)
クリーン17日目
PCの調子がめちゃめちゃ悪くて、
日記書いてる途中に固まってしまいます。。。
最近ただの妄想日記になってきてますが、
そんなのにお付き合いいただいてる方、すみません〜〜〜↓
 
 
んで、今週は至って元気でした☆
ただ、頭痛がします。
昨日は痛みが酷くって困った。
「う゛ぐぐぐ......頭割れる〜。こらぁ痛み止めすべきかなぁ。
でも、薬に頼りたくないなぁ」
「力、お貸ししますよ」
どこかで聞いたセリフ、、、
「今回は呑まずにがんばってたんだけど。。。よし、看護婦さーーーん!!」
ナースコールに手を伸ばす。
3分経過。
5分経過。
7分経過。
「ゴラァァァァ!!!しばくぞぉぉぉ〜〜〜〜!!!!!」
頭痛のイライラも手伝って発憤。
「ほんっま!遅いやろ!?痛いっちゅうねん、あほーー!!」
ガツンガツン、壁を蹴りだした私。
言ってやる。絶対文句言ってやる。
チキショー、痛いぜ。ほんとに痛いぜ、頭痛コノヤロー!!!
コンコン。
「ごめんねぇ。ハイ、ロキソニン☆(よく効く鎮痛剤)」
白衣の天使のような悪魔の笑顔!!
マッチも顔負けの笑顔!!!
銀郎怪奇ファイルも仰天の笑顔!!!!
「ありがと〜☆」
こちらも負けじと天使のような悪魔の笑顔!!!!!
 
 
・・・ちゃうやん。
まぁま、とりあえず話聞いてくれるよね?ね?
うん、だってさ、謝ってるし怒らんでも良くね?
もうズバリ解決じゃね?
それにアレ。実際そんなに怒ってなかったからね、私。
壁蹴ってたのも、実はリズム取ってだけだからね、アレ。
まぁ何てゆうか、言葉のアヤ?みたいな??笑
いやいや、「笑って済ますな」的な反応やめてね☆
 
 
 
2006年12月9日(土)
クリーン9日目 ごっつえぇ感じ
熱はない。
吐き気もない。
頭痛はするけど、しんどくない。
 
ごっつえぇ感じやわ。
 
ごっつ。
 
 
というわけで、今日は、
『ごっつえぇ感じ』のDVDを見ました。
なんであんなにおもろいんやろう。
「アッハッハッハー!」
ともすればヤラセの誤解を招くような笑い声が、
殺伐とした4畳半の部屋を満たしてゆく。
【↑いつも何畳なのか知りたくてたまらなかったので、
 この前パピー殿に訊いた。パピー殿は建築屋なので折り紙つき】
 
その笑い声は、
すべての不浄をティッシュに丸めて包み込み、
ゴミ箱に投げ入れてくれる。
百発百中。
百戦錬磨の投球術。
お願いだ、私にもその技を伝授してくれ。
どーしてもゴミ箱の淵に当たって入らねぇ。
 
ゴミ箱の淵。
あれは一種の防壁とも言える。
否っ!
百万石の城壁にも勝るとも劣らない防衛システムだ。
言うならば、
ドカンとドカンの間でノコノコを蹴ってしまったがごとく、
それを越えてゆくのは安易ではない。
ティッシュを投げ入れるその瞬間、
私は一人の戦国大名になる。
 
兵糧は持ったかーッ!
カブトの紐はきつめに締めておけーッ!
いざ、出陣!!
 
先陣を切って馬を駆ける。
「我について参れ!勝利は目の前ぞッ!!」
そんな我らの行く手に、
無情にも例の城壁が立ちはだかる。
その姿は漠々とした峰を思わせるほど見事だ。
「大筒だー!大筒を持てーッ!」
大砲を天守閣にお見舞いしてやる。
・・・百戦錬磨の笑い声よ。我に力を与えたまえ〜!!
「発射ーーーーッッッ!!!!!」
 
ヒュゥ〜〜〜〜〜〜ン
 
 
 
 
 
スポッ!
 
 
 
・・・・・・やった。やったんだ我々は。
ィやったーーーー!!!
ゴミ箱の淵を、
いや、無敵の城壁を打ち破ったんだぁぁぁぁぁ!
 
スバラシイ笑い声をありがとう!!
 
 
やばい妄想はこの辺にしといて...笑
やっぱり笑うと免疫力の回復が目覚しい。
ちなみに今回も毎朝モーツァルトを聴いています♪
だからなのか、
もう白血球が微々たる数だけど、
増えてきてるのでーーーす☆
 
年内に帰るのは確実です♪
 
2006年12月8日(金)
クリーン8日目
ものすごく嬉しいニュースがあります☆
 
一昨日、主治医の先生に
「治療終了するメド、立ちましたか?」と、
恐る恐る(先生ちょっと怖いので。笑)聞くと、
1日保留で、昨日返答をいただいた。
 
「一応、次で最後にしようと思う」
 
震えるくらい嬉しかった!
今まで具体的にいつまで、何回までって
言ってもらえなくて、
(プロフィールのは「一応」の治療計画)
「あなたの場合、前例がないから分からないのよ〜」とか、
「悪い要素と良い要素が相殺されて、よく分からないのよ〜」とか、
「特殊な例だから、ホントに分からないのよ〜」とか。
要するに分からないので、
下手なこと言えなかったのだ。
 
正直、今回の治療で、
「いつ終わるんやろう。いつまで続くんやろう。先が見えへん」
と初めてそんなこと思ったりしてたから、
このタイミングで終わりを提示してくれたのは、
ホントにありがたい!
先が見えるのと、見えないのは、
やっぱり精神的に全然違う。
1年10ヶ月も闘病してたら、
さすがに精神力にも自信が揺らいできて、
「このまま続けられるだろうか。今の心を保てるだろうか」
と、自問してた矢先。
 
明けない夜はない  ほんまにそう思った!!
 
千個苦しいことがあっても、一個心から嬉しいことがあったら、
私は幸せに生きていけると思う。
 
感慨に浸ってばかりいないで、
あとちょっと気を抜かずに乗り切ろう♪
 
 
☆補足:年末に一度退院し、来年2月頃に最後の入院ということ。
     完治ではなく、入院治療終了。
     退院後3年間再発が見られなかったら完治。
 
 
 
 
2006年12月5日(火)
クリーン5日目
元気はすごくいいです★
が、今日はフ〜ラフラ フ〜ラフラして危ない...
きっと貧血が進んでるせいだゎ。
少し血圧も低いし。
気をつけねば。
コケたらやばす!→(頭打ったら致命傷!!)
切れたらやばす!→(かすり傷でも血が止まらねぇ!!)
だのに、生まれてこの方慎重になったことのない注意力散漫なワイは、
どうしても、どこかにぶつかる。。。
 
ゴツンッ。 ドカッ。 ボスッ。
 
その度、冷や汗とともに己の許しがたき失態に憤怒!
「もう!何でアンタはいつもこうなの!!」
「自分の身体は自分で守らなアカンでしょうが!!」
「気をつけろって言ったとこでしょ!ホントに人の話聞いてないんだから!!」
「何回同じこと言わせる気よ!いい加減覚えなさい!!」
 
・・・こうして人はオカンになっていくものだ。きっとそういうものだ。。。
2006年12月3日(日)
クリーン3日目
右はクリーンルームの窓の写真。
 
ナース主任さんが
クリスマスの飾りつけをしてくれ、
季節感が出た♪
 
普段は「寒いのか?暑いのか?...ナゾ」
全く気温の変化を感じられない
景色なので(数少ない植木は年中枯れてるんですけど!?景気ワルッ!!)
この飾りつけ、GOODネス!!!!!
 
X’masかぁ。
・・・・・・・・・・・・・・・・これと言って予定なし!
年頃ですが、何か?笑
 
一昨年はもう発病してたけど、
発覚してなかったから、
学校の友達10人ちょいで鍋パして、
友達のお母さんにプレゼントいただいた。笑
 
去年は家で過ごせて「良かった〜」て思ったっけな。
 
今年は家に帰れたら飾りつけしようかな♪
 
 
今はまだ血球が下がりきってないから、
クリーンルームの廊下(部屋内よりレベルは低いけどクリーンゾーン)に
出て行ったり来たり...
一応トレーニングです。
クリーンルームにいるとガクーンっと筋力落ちるんですよね。
ちょっと動くとすぐに足プルプルプルプルプル......
まるでコジマですよ。
安さ日本一に挑戦ですよ。
あ、スイマセン。ローカルなボケでした。笑
 
最後まで熱がでないことを願う!
 
2006年12月1日(金)
クリーンルーム入室
思ってたより早い入室です。
薬の内容、そんなにキツくなかったのに何故?
もうちょっとシャバにおりとぉござんしたなぁ。
 
まいっか。今日から気楽なクリーンライフだ♪
 
 
体調は良くなってきています。
食欲はあまりないけど、
できるだけ食べるようにしてるし、
吐き気は今日で完全になくなりました。
 
ここ数日、
日記更新するくらいできたのですが、
控えていました。
 
ショックなことがありました。
 
白血病仲間の患者さんが他界されました。
 
すっごく明るくて、
いつも笑って、
信じられないくらいキツイ薬もがんばって耐えて。
でも彼女が泣いているところ、
何度も見た。
泣いても泣いても、次の日には「すっきりした」って笑ってくれてた。
ほんまに大変な治療、がんばって耐えてたのに、
何で死ななあかんの?
ほんまに辛い中、がんばったのに、
何で生きられへんの?
悔しい。
「運命」なんかじゃないと思う。
神様も仏様もおらんと思う。
おらんといてほしい。
おったら私、許されへんから、おらんといてほしい。
 
前、よく話してくれた人が亡くなったときも悔しくて悲しかった。
 
死に対する周囲の反応にも違和感がある。
今、すぐそばで、励まし合った人が逝ってしまったのに、
他愛のない話で笑い声を上げたり。
私はそんな風にできない。
悲しくても亡くなった人のことを想いたい。
だって自分がそうなったとき、
自分の死を軽く流してほしくないから。
 
たくさんの死に遭遇したら、
そんなこと思わんくなるのかな。
 
自分のことではウソみたいに涙が出ないのに、
こんなときは悲しくて悔しくて仕方がなくなる。
 
なんで生きたらあかんの?
なんで死ななあかんの?
 
誰にもわからんのに、
ああだこうだって言われても理解できへんわ。
 
 
 
 
何か脈絡なく書いてしまった。


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