人間、壁にぶち当たることもある。
長く生きれば切立つ崖をも
勇気を持って行かねばならない。
勇気リンリン中→
わっほ〜い!
登ってる小っこいのワタシ。
暗いけど。
8メートルも登ったで!
お母さん、今日はカレーにしてや〜!
あ、私カレー嫌いやった…(゜ー゜)
何で夏にカレーやねん。
熱いときに熱いもん食ったら、頭バカになるやろがぃっ。
あ、今冬やわ。
友達と待ち合わせて、
ガレージのようなフリークライミングジムへ。
入ってみたら、思ったより寒っ・・・。
そして壁、高っ!
壁のイボイボはポイントって言うらしい――あれ?
ちゃうかったかな。。。
あれさ、
前から思ってたけど、
化石発掘現場みたいやんなww
アンモナイトとか貝っぽいのとかが多いから、
きっとウン万年前は海の底やったな、ここら。
こいつらもまさか掘り返されるとは思ってなかったやろな。
久しぶりに日を浴びて、どうだい?
って昔も海の底やてゆーたやろがぃ!
ま、ま、そんなことはえーんや。
まったくの初心者なので、
店長さんが親切に教えてくれた。
店「じゃあこのシューズを履いてください。
フリークライミング用なので、
指先が曲がってキツイと思うけど」
あ「キツイでーす。イテテ」
友達「うん、ちょっとキツイな」
店「そうやね。でもこれはキツくないと登れません。」
そーかぁ。
にしてもキツイな。
ま・えっか。
この店長さん、誰かに似てる気がする。
ま・えっか。
店「そしたら初めはポイントに慣れる練習です。
ここからあっちまで行って帰って来てね」
友「はい」
あ「はい(誰かに似てるけど思い出せん)」
いざ、クライミング開始!
ふおぉぉ〜思いのほか・・・・・・・いける♪ニヤリ
店「お、いけたね。
じゃあ次は、この黄色のポイントをウンタラカンタラ・・・・・」
あ「はい、はい、はい。
(誰やっけなー。てか店長さんめっちゃ着込んでるやん)」
店「それができたら緑のポイントで・・・・」
友「はい、そっちですね。うん、次はこっち。はい」
あ「(中学の先生かなぁ、数学の胡散臭いオッサン。
いや、ちゃうな。あぁ〜寒い。
店長ぉぉーーー暖房を強にしてくれぇぇ)」
店「じゃ、いけますか?」
友あ「はーい」
あ「こっちやっけ?」
友「ちゃう、こっち」
全然話聞いてない私は、
とりあえず友達のを見てトライ。
めっちゃ頭使うねんな、これ!
そして体が小さいために、
ポイントからポイントまで非常に遠い。
ち・ぎ・れ・るぅ〜〜〜〜〜!
そこで誰かに似てる店長登場。
「右足を紫のポイントまで!
行ける!?
お!?
よしっ!行った!!」
店長、テンション高ぇよん。(韻踏んだった!笑)
しばらく低いところで練習したら、
高いのにチャレンジしたくなるのが人間の性というもの。
誰かに似てる店長にご教授願って、
いざ8メートルの壁に挑戦!
簡単なルートやったから、
スイスイ登れるんやけど、
3メートルくらいから、
時々手が滑りそうになる。
萌えろ・・・いや、燃えろぉぉぉオイラの腕筋!!!
何やかんやで5メートル位の所まで到達。
そこへ新たな試練が。。。
反り立つ壁っ!!!(ノ゜□゜)ノ
おいぃぃぃ!何で反っとんねん!
万有引力がすごいやないか!
燃え、いや萌え?…どーでもええわ!!
もえろぉぉぉニュートン博士ぇぇぇーーー!!!
博士の何かが萌えてくれたお陰で、
頂点のポイントに手が届く。
「上まで登ったら大きな声で『テンション!』と僕に言ってね」
と誰かに似てたかもしらんけど、
もう思い出せないから、
貴様はただの店長じゃい!さんが言ってから、
腹の底から叫んだ!
「テーンショーーンッッッ!!!」
ただの店長「デカイ声やなー」
あんたが言ったんやろ、只野店長!
只野店長「じゃあ、怖いかもしれませんが、
手も足も離して後ろに蹴り出してくださーい」
えぇぇぇぇーーーーって思ったけど、
「自衛隊みたいでカッコイイかも…☆」と、
ウキウキ蹴り出して降ろしてもらった。
只野店長「うん、すばらしい!」
あ「ありがとうございました〜ww」
そして私はやっとわかった。
店長は、只野さんに似ているのだった。
めっちゃおもしろかった!
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