白血病について
白血病に関することを知っている範囲で載せています。
更新していく予定なので違っていることがあれば教えていただければ幸いです。


1    白血病とは
更新日時:
2006/11/15 
  • 血液のがんと言われ、血液を作るDNAが書き換えられ、正常に造血できなくなって血液細胞ががん化する病気。
  • 症状が急激に現れる急性白血病と、徐々に進行する慢性白血病があり、また骨髄性とリンパ性に分けられます。
 
<骨髄性>
M0〜2 急性骨髄芽球性 (M1は他の白血病へ転座しやすい)
M3 急性前骨髄球性 (現在は60〜80%が抗がん剤で完治)
M4 急性骨髄単球性
M5 急性単球姓 (通常抗がん剤の効き目が弱い)
M6 急性赤白血病 
M7 急性巨核芽球性 (M6〜7は非常に稀で、抗がん剤での完治は難しい) 
-5、-7、del(5q)、3q異常や、複雑異常核型を持つ場合、化学療法での治癒の可能性が非常に低い⇒移植を積極的に勧める
 
<リンパ性>
L1〜2 急性リンパ芽球性
L3 急性リンパ性バーキット型 
t(9;22)およびt(4;11)の染色体異常を持つ場合、明らかな予後不良群となる

2    急性骨髄性白血病(AML)
更新日時:
2006/04/25 
  • ふつう25歳以上の人に多い。
  • 急激に増殖するがん細胞(白血病細胞)が、正常の赤血球、白血球、血小板を抑制するため、貧血などの症状をきたします。
  • AMLはM0〜7までの分類があります。(上参照)数字が大きくなるほど、発症数が低い。
  • 染色体異常の有無、発覚時の状態などによって治りやすさが変わります。
  • 治療しなければ、数ヶ月で命を失ってしまいます。
  • 治療すれば、治る病気であるので、必ず治療しましょう。

3    急性リンパ性白血病(ALL)
更新日時:
2006/04/25 
  • 2〜8歳の子供がいちばんかかりやすい。
  • ALLのがん細胞はリンパ芽球。
  • AMLと同じく、無制限に増殖するがん細胞が、正常の血液細胞の生産を制御します。
  • L3はウィルスによって発症します。
  • 骨髄性白血病とは、治療内容が違います。

4    白血病の症状
更新日時:
2006/04/25 
  • 倦怠感
  • 貧血――赤血球の減少
  • 出血傾向(あざ、鼻血、歯茎出血)――血小板の減少により
  • 感染症(発熱、風邪が治らない)――白血球の減少により
  • 骨の痛み――がん細胞の異常な増殖による圧迫
  • 腹部が大きくふくれる――肝臓と脾臓の腫大により
  • リンパ腺が腫れる
 私の場合は、
風邪が長引く→疲労感→覚えのないあざ→背骨痛→鼻血→腹部がふくれる→リンパ腺→重いだるさ→歯茎の出血→発熱 
でした。

5    治療法
更新日時:
2006/09/19 
 白血病細胞は抗がん剤が最もよく効くガンなので、抗がん剤を投与する化学療法を行います。急性白血病では、最初の治療で約80%の患者さんが寛解といって、白血病細胞が5%以下の一見治ったような状態になります。この最初の治療が重要で、そしてすごーくキツイです。(私はキツイ治療ができないほど悪化していたので、ゆるめの薬しか使えなかったが、奇跡的に寛解へ。が、それでもこんなにしんどいことがこの世にあるのかと思うほど苦しかった。抗がん剤投与7日ほど、骨髄回復まで約1ヶ月)
 
 最初の治療を終えて、骨髄が回復し、良い状態の寛解に入っても、それから何度も治療をします。寛解状態でも白血病細胞は1,000万〜1億個以上(重さにして約1kg)残っているので、放っておけばすぐに再発してしまうからです。
 
 
 また、明らかな予後不良因子(今後の病状が良くならないと見込まれる原因)がある場合などは、同種造血幹移植(骨髄移植)を勧められます。
 
 
 

+ Prev + Index + Next +

HOME

メールはこちらまで。
inserted by FC2 system